新型インフルエンザ予防接種とワクチンの副作用

新型インフルエンザの予防接種は、まず医療従事者を対象として開始され、以後、妊娠中の女性 → 持病のある人 → 幼児と小学3年生まで → 接種できない0歳児などの保護者 → 小学4年生から中学生 → 高校生 → 持病のない65歳以上 → 一般希望者、という順番で進行しています。新型インフルエンザの発症は、当初より比較的若い世代に集中していましたが、感染のさらなる拡大とともにウイルスが変異し、より低年齢の幼児や、これまで発症事例の少なかった高齢者にも、感染拡大していくことが懸念されています。老若男女を問わず、できるだけ多くの人がワクチン接種を受けるべきでしょう。ただし、厚生労働省は、ワクチンはインフルエンザの発症を確実に予防するものではないこと、しかし、発症した場合には重篤な症状になることを防ぐことができると表明しています。

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新型インフルエンザのワクチンについては、一時は、製造や輸入が間に合わないのではないかと心配されていました。しかし、当初は1人2回接種が必要と考えられていましたが、その後の研究によって1回の接種でも十分に有効であることが判明し、厚生労働省も臨床試験を実施した結果、1回接種と2回接種で効果に差がないことを確認したことから、現在は、高校生以下と免疫機能が低い人を除き、ワクチン接種は原則1回としています。これによって、心配されていたワクチン不足は一応解消されました。ただし、増加する予防接種希望者に対してワクチンの供給が追いつかない地域や、医療機関が対応しきれないでいる地域もあるようです。

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ワクチンの副作用については、ニュース報道が注目を集めましたが、専門家会議が副作用は通常のワクチン接種と同程度であり、特に危険というわけではないことを公表しました。ただし、欧米ではワクチンの副作用に対して関心が非常に高く、2009年11月の時点で、イギリスでは過半数の人がワクチン接種を拒否し、妊娠中の女性はほとんどが拒否していると報道されています。また、アメリカの世論調査でも、過半数の人がワクチン接種をしたくないと回答し、3割の人が自分の子供にはワクチン接種をさせないと回答しています。確かに今回のワクチンは、喘息やアレルギーのある人、各種の内臓疾患を持つ人などには副作用のおそれがあるとのことです。心配な人は、まず掛かり付けの医師に相談すべきです。

また、妊娠中の女性は抵抗力が弱くなっており、インフルエンザにかかりやすくなります。特に注意が必要です。高性能なフィルターのマスクをおすすめします。→アースプラスフィルター搭載マタニティマスク

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