新型インフルエンザの症状

新型インフルエンザの症状は、基本的に、季節性インフルエンザと同じです。急な発熱に襲われ、せき・のどの痛み・鼻水など呼吸器系の症状も始まります。同時に倦怠感を感じたりもします。発熱が数日続いた場合は、筋肉痛になることもあり、また、人によっては頭痛や下痢・嘔吐を伴う場合もあるようです。

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これらの症状は、例年の季節性インフルエンザにおいても普通に見られるものであり、新型インフルエンザ特有の症状は見受けられません。少なくとも2009年11月の時点までは、新型インフルエンザウイルスは毒性が比較的に弱いと見なされており、発熱も37℃台後半をピークとして、おおむね37℃台で推移するケースがもっとも多いと言われています。また、38℃台の高熱が何日も続くことは稀なようです。

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新型インフルエンザは、2009年4月にメキシコで発生が確認されて以来、第一次大戦末期から始まって数億人が感染し、数千万人が死亡したという同型の「スペインかぜ」の流行と比較され、日本でも大いに関心が持たれてきました。とりわけ、6月になって国連の世界保健機関WHOが感染警戒レベルをフェイズ6(最高の警戒レベル)と宣言し、パンデミック(世界的流行)の状態に入ったと判断したことにより、社会的な警戒感はピークに達した観があります。しかしながら、多くの臨床結果から、その毒性が比較的に弱いものであることが日本国内でも明らかになっており、もしこのまま推移すれば、少なくとも生活・医療の水準が高い先進国においては、スペインかぜのような劇的な死亡者数の増加は起きないであろうと考えられます。

ただし、これまでのウイルス研究で明らかになったように、インフルエンザウイルスも動物から人へ、人から人へと感染を繰り返すうちに、遺伝子構造が突然変異し、それまでよりも強力なウイルスへと短期間で変化する可能性があります。今後、パンデミック(世界的流行)の終焉が明らかになるまでの期間は、新型インフルエンザがより悪性のインフルエンザに変化し、感染するとより重い症状が出ることもあり得ますから注意が必要です。

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